こんにちは
ぜろりんです。
長々と書いてしまいましたが、これが本題です。
結論だけ先に伝えておきます。
比較したのは、よく気にされることが多い、
・飛距離
・トラブルレス(バックラッシュのしにくさ)
・扱いやすさ(ブレーキ調整のしやすさ)
・価格
の4項目になります。
SV | SVS | DC | |
飛距離 | △ | ◎ | ○ |
トラブルレス | ◎ | △ | ○ |
扱いやすさ | ○ | △ | ◎ |
価格 | ○ | ○ | △ |
◆SVの特徴
そもそもSVとは「ストレスフリー バーサタイル」の省略で、いかにトラブルを少なく釣りをするかに重点をおいたコンセプトとなります。
※あくまでSVはダイワのコンセプトの総称で厳密にはブレーキシステムの名称ではないです。SVスプールなどとスプールを指すことが多いです。
SVと名の付くリールはそのコンセプトのとおりに、とにかくバックラッシュしないです。
よほどブレーキを緩めすぎているか、キャストミスをしない限りバックラッシュはまず起きません。
通常のリールでは着水時にサミングというスプールの回転を指で強制的に止めることをしなければ基本バックラッシュをするのですが、このSVコンセプトのリールはサミングなしでもバックラッシュしません。
ただし、その分ブレーキがある程度強くかかっているため、キャスト後半の失速感があり、遠心ブレーキのSVSやDCブレーキには飛距離の面で劣ってしまいます。
◆SVSの特徴
SVSはシマノの遠心ブレーキシステムの総称です。
特徴としては、マグネットブレーキのような後半の失速感がなく伸びる事が挙げられます。
これは前回にお話した遠心ブレーキの特性によるもので、後半はブレーキが弱くなりその分飛距離が伸びていきます。
その分、着水時のサミングはほぼ必須であり、バックラッシュもしやすくなります。
さらに、SVSなどの遠心ブレーキはブレーキセッティングが比較的シビアで、リールの性能を十二分に引き出すには、細かなブレーキセッティングが必要になります。
逆に言えば、この細かなブレーキセッティングさえできれば、他の2つのシステムより使いやすく飛距離も出るブレーキシステムにも化けます。
◆DCの特徴
シマノ独自技術のDCブレーキですが、その特徴として扱いやすさが挙げられます。
ブレーキのセッティングも他の2つと比べて簡単で、それでいてリールの性能を十二分に発揮できるのが特徴です。
よく飛距離が注目を浴びたりしますが、実はそこまで飛び抜けた飛距離が出るわけではありません。
セッティング次第では、他のブレーキシステムのほうが飛ぶこともあります。
あくまで、誰でも飛距離が出しやすいという感じです。
あとDCは基本高いです。シマノのリールでいうとDCのありなしで1~2万円ほど値段が変わります。
以上の結果をまとめたのが上で示した表になります。
価格は各システムともピンきりなので、あくまで目安です。
個人的には、初心者にすすめるならSV→DC→SVSの順番かなぁと思います。
SVSは自分の中で玄人向きのイメージがあります…
正直素人目で見た比較なので、賛否あるとは思いますが、1意見として参考にしていただけると幸いです。