ぜろりん釣り日誌

釣り(主にバスフィッシング)に関してのブログ。オフシーズンは釣り道具紹介になりがち…。

【ブレーキシステム比較】DC? SV? SVS?なにそれ、どう違うの? 前編

こんにちは

ぜろりんです。

 

初心者の方が釣具屋に行ってベイトリールを買うときに疑問に思うことの一つに、「ブレーキシステムって何?」「どういう違いがあるの?」ということがあると思います。

ベテランの方でも、その特性のすべてを把握されている方は多くはないのかもしれません。

※私もざっくりとしか理解できていません。

ですので、今回はリールのブレーキシステムに関してざっくりと書いていきたいと思います。

(意外と長くなりそうなので前中後編に分けます。)

 

◆そもそもブレーキシステムとは

ベイトリールの仕組み

ベイトリールはスピニングリールと異なり、キャスト時にラインの巻いてあるスプール自体が回ることによりラインを放出していきます。

キャスト直後などルアーが速く飛んでいるときには、ラインも多く放出されるので、その分スプールも速く回ります。

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ベイトリール特有の問題

しかし、ルアーが飛んでいく際には空気抵抗があり、すぐにルアーの速度が落ちてしまいます。

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そのときに、スプールがはじめと同じ速度で回転していると、ルアーの速度に対して余分なラインを放出してしまいます。

これがいわゆる「バックラッシュ」と呼ばれる現象です。

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バックラッシュの抑制

バックラッシュを起こさないためには、スプールが回転しにくいようにブレーキを掛けておくことが必要です。

しかしブレーキが強すぎると、スプールの回転がすぐに遅くなり、ラインの放出があまりされずルアーの飛距離が落ちます。

ルアーなんて目の前まで飛べば十分という場合はそれでも問題ないですが、そんなことはほぼないですよね…。

ですので、飛距離も稼ぎつつバックラッシュもしないように、スプールにはルアーの減速に対応した適度なブレーキを掛けることが必要になります。

 

この役割をするのがブレーキシステムです。

 

ブレーキシステムの役割を説明したところで、次回はブレーキシステムの種類とそれぞれの特徴について話していきたいと思います。