こんにちは
ぜろりんです。
5月から10月のバス釣りハイシーズンにおいて気をつけること、それは『熱中症』です。
釣りはあまり体を動かさないから大丈夫と思っている方もいるかも知れないですが、実はそのようなことはありません。
今回は熱中症を避けるために気をつけることや、暑い時期に便利なグッズを紹介していこうと思います。
激しい運動でなくても熱中症になる?
熱中症は、炎天下で激しく動いたときになるイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
確かにその認識は正しいですが不十分でもあります。
熱中症は体を動かさなくてもなります。
高齢者の方が室内で熱中症になってしまうのがその一例になります。
お風呂でのぼせるのも似たような現象になります。
釣り特有の熱中症
同じように、あまり激しく動かない釣りの最中にも熱中症の危険は潜んでいます。
そして運動のときとは少し違った理由で熱中症にかかるリスクがあることも知っておく必要があります。
そもそも熱中症は
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 風が弱い
といった環境要因や
- 汗が出ない
- 脱水症状
- 二日酔い
といった体調要因など様々な要因が重なって発症します。
釣りをするときに特に注意しなければならないのは、『湿度』と『脱水症状』です。
湿度
湿度が高くなってくると、汗が蒸発していかないため、汗が出ても体温を下げることができなくなります。
釣りをする場所は例外なく水辺になります。
そして水辺は湿度が高くなります。
さらにバス釣りは、流れが速く水温が低い渓流のようなフィールドとは異なり、水温も比較的高く、水の流れもあまり無いような場所がメインとなります。
そのような場所はさながら天然のサウナ状態になってしまうのです。
サウナほど気温は高くないですが、40℃近いサウナの中に数時間いると考えるとどれだけ危険なことかイメージしやすいのではないでしょうか。
脱水症状
多くの方は、運動をするときには比較的意識して水分を摂取するのではないでしょうか。
では、激しく動かない普段の生活の中で意識して水分を摂取する方はどれほどいるでしょうか。
釣りは激しく運動するわけではないため、自分ではあまり汗をかいているように感じないのではないでしょうか。
しかしながら、気づかないうちにもどんどん汗をかき、体の水分はなくなっていきます。
では、なぜ運動していない時には汗をかいていないと思ってしまうのでしょうか。
大きな理由のひとつに、一気に大量の汗をかかないことがあると考えられます。
一度に大量の汗をかき服が湿ってくると自分が汗を書いていることを認識して、水分を摂取しようと考えると思います。
逆に、服が湿らないくらい少しずつ汗をかいている場合、感覚として汗をかいていると気づきにくいのではないでしょうか。
そして、気づかないうちに大量の水分を体から失って脱水症状になってしまうのです。
熱中症対策
では、実際どのように対策すればいいのでしょうか。
意識するのは以下の3点です。
- こまめな水分補給
- 直射日光を避ける
- 違和感を感じたらすぐに釣りをやめる
こまめな水分補給
「飲み過ぎなのでは?」と感じるくらい頻繁に水分は取るべきです。
具体的な時間(例えば10分おきなど)を決めて飲むようにするのも良いでしょう。
また、水だけでなく塩分も補給するようにしましょう。
その点スポーツドリンクなどが理想ですが、一方で水の場合、頭からかけて体を冷やすといったこともできるので、荷物にはなりますがスポーツドリンクと水の2種類用意するとさらによいでしょう。
直射日光を避ける
どうしても直射日光の当たる場所から出ないと狙えないポイントもあるかと思いますが、その場合でも、連続してその場に留まるのではなく、適度に影に入ることを意識しましょう。
違和感を感じたらすぐに釣りをやめる
例えば、立ちくらみや頭痛などがした場合にはすぐに涼しい場所に移動し、その日の釣行は中止しましょう。
たとえ熱中症からくる症状ではなくても、体調が優れないまま炎天下で釣りをすることは熱中症にかかるリスクを引き上げることに繋がります。
体調に異変があっても魚が見えているときには、釣果を優先して体調を後回しにしがちですが、そういった場合には「見えている魚は釣れない」と割り切って切り上げましょう。
熱中症対策グッズ
「暑い中でもできる限り釣りがしたい」という皆様に、熱中症のリスクを少しでも減らしてくれる便利グッズを紹介していきます。
クールタオル
水に濡らし首に巻いて使うタオルです。
染み込んだ水が汗の代わりを果たし、太い血管のある首から体全体を冷やしてくれる便利グッズです。
吸水性ポリマーが使われているものは、水をかなり大量に吸収しておけるため、長時間の使用に向いています。
また、乾いてしまっても水に濡らせば何度でも使えるのも魅力です。
ラッシュガード
肘あたりから手首までにつけて使用するアイテムです。
UVカット効果や、発汗による冷却効果のあるものになると、半袖シャツよりも遥かに涼しく釣りをすることが出来ます。
熱中症に気をつけながらバス釣りのハイシーズンを楽しみましょう。