ぜろりん釣り日誌

釣り(主にバスフィッシング)に関してのブログ。オフシーズンは釣り道具紹介になりがち…。

5月のバスの釣り方

こんにちは

ぜろりんです。

 

今回は5月のバス釣りのポイントについて書いていこうと思います。

 動画でも紹介しています。

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5月という季節

気候目線

5月は徐々に気温が上がってきているものの、気温の上下があり、天気も安定しない時期になります。

当然水中にも影響を与えてしまい、急激に気温の下がった場合などは、魚の活性が落ちてしまうこともしばしばです。

ただし、連日気温と天候が安定しているときには、魚たちの活性も高くなりやすいのもポイントです。

 

バス目線

バスの生態的には、5月のはじめにスポーニング(産卵)を行います。

※水温の上昇の遅い場所では7月まで時期がずれ込むこともあるようです。

メスのバスからすると5月は、スポーニング後の体力回復をする期間になります。

オスのバスは、ネスト(巣)を外敵から守り、卵や子バスたちを守ることに奔走する時期になります。

 

ただし、スポーニングに絡んでいないバスも居ます。

その場合には、比較的過ごしやすい時期ですので、広範囲を泳ぎ回っていることが多いです。

 

5月のバス釣りのポイント

上記のような特徴を持つ5月ですが、バス釣りにおけるポイントは以下になります。

  1. スローアクション
  2. レンジ
スローアクション

この時期のバスは、スポーニングの関係で体力があまりない個体が多くなります。

そのタイミングでは、素早い動きのルアーには追いつけずにバイトに持ち込めません。

そのため、5月においてはスローな展開の釣りを意識することが重要になります。

 

レンジ

動きが遅いということに触れましたが、これはレンジの上下に対しても同様です。

バスがいるレンジに合わせないと、なかなか反応してくれません。

ですので、『トップ・中層・ボトム』としっかりバスのいるレンジに合わせることが重要になります。

 

5月に使用するルアー

上記のポイントを抑えて実際にどのようなルアーを使用していくかと言うと、

  1. 高比重系ワーム
  2. スイムジグ
  3. ミドスト系ルアー
  4. ポッパー
  5. ビッグベイト

あたりになります。

どれも、それぞれのレンジ範囲においてキープがしやすくスローに誘えるのがポイントです。

 

高比重系ワーム

この時期の高比重系ワームの使い方としては、メインはボトムズル引きになります。

ゆっくりと喰わせの間を与えつつ引いてくるのがポイントです。

 

スイムジグ

ヘッドを軽めのものにしてゆっくりと巻いてくるのがポイントです。

 

ミドスト系ルアー

中層からトップを通すのに最適なルアーです。

最近は、ミドスト用のハードプラグも多く発売されており、これらのルアーはアクションをやめてもレンジをキープしたまま放置ができるため、5月という季節にベストマッチしています。

 

ポッパー

トップ系ルアーの代名詞です。

特に雨が降っているときなど、アピール力が必要な際に重宝されます。

 

ビッグベイト

ずば抜けたアピール力をもち、チューニングによる優れたレンジキープ力をもっているため、5月においても活躍するルアーになります。

意外と水面放置などでも釣れることがあります。

 

見えバスへの対応

こんにちは

ぜろりんです。

 

 

『見えバスは釣れない』

という言葉があります。

実際にバス釣りをしている最中に足元に見えバスがいると、そのバスを狙い続けてしまい結局釣れずに終わってしまう経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

では、見えバスは無視したほうが良いのでしょうか。

今回は陸っぱりにおける見えバスを見つけた時の対処方法について書いていこうと思います。

 

状況に応じた見えバスへの対応

ハイプレッシャーフィールド

まず大前提としてハイプレッシャーフィールドでは見えバスに固執しないほうが得策です。

基本的にハイプレッシャーフィールドのバスは人を見つけたとたんにスイッチがOFFになります。

人間から魚が見えているときには逆もまたしかりなので、よほど身を隠しながら魚を見つけた時でない限りはほとんど反応しないため、あまり固執しないほうが良いです。

ただし、子バスはそこまでスレていないこともあるため、何度かは挑戦してもよいかもしれません。

 

バスが岸を向いている場合

夏場にはバスが岸を向いてじっとしていることが多くなります。

これは餌となる虫が水に落ちてくるのを待っているからです。

このようなバスを見かけた際には、まずは岸際に虫系ルアーをキャストして反応を見ましょう。

虫を待っているバスであれば、着水と同時にルアーに近寄ってくるはずです。

もし仮にそれでも無反応だった場合は、バスに食い気ないの可能性が高いので早めに見切りをつけて別のバスを探しましょう。

 

回遊しているのが見えた場合

回遊しているのが見えた際には、回遊先を予測してあらかじめルアーやワームをキャストします。

巻物系であればバスの目線の少し先を横切るように通します。

そうでないならばバスが近づくまで放置し、近づいてきたときに小さなアクションを加えバスにルアーを見つけさせます。

あくまでバスが能動的に餌を見つけたと感じさせるのが重要です。

 

見えバス攻略オススメルアー

RVバグ (ジャッカル)

 

MMZ (OSP)

 

 

青木虫 (バークレイ)

 

ナギサ (ジャッカル)

ロッドのルアーウェイト表記をどこまで参考にするか

こんにちは

ぜろりんです。

 

皆さんはロッドのルアーウェイト表記をどこまで気にしているでしょうか。

「表記された範囲でしか使用しない」という方もいれば、「表記の倍ぐらいのウェイトのルアーも使用している」という方もいると思います。

では実際のところ、この表記範囲をどの程度参考にすればよいのでしょうか。

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そもそもルアーウェイト範囲は大きく2つの要因から決まってきます。

それが、

  1. 強度保証
  2. 投げ心地

になります。

 

ほとんどの場合、ウェイト範囲の下限が『2.投げ心地』で決まり、上限が『1.強度保証』で決まっていると考えられます。

 

つまり、表記の範囲を遥かに下回るウェイトのルアーでも使用自体は問題ないということです。

ただし、ロッドの硬さに対して軽すぎるルアーは、キャスト時にロッドのしなりを活かせないので飛距離を出すことが出来ません。

 

一方、表記範囲の上限は、メーカーが「これより重いルアーの扱いは強度として保証しませんよ」としている値になります。

ただし、この値もあくまで目安にしか過ぎず、このウェイトを超えたものを扱うと必ず折れるなんてことはありません。

 

では実際のところ、どの程度まで扱えるのかというと、あくまで個人的な経験としては、表記上限の倍くらいまでは問題なく扱える印象です。

しかしながら、そのような重いルアーをキャストする際には少し気を使ってはいます。

具体的には、適正範囲内のルアーをキャストするときよりも、ルアーをゆっくりと加速させていくイメージでキャストしています。

というのも、あまりに急に加速させるとロッドが急激にしなり、破損するリスクが出てくるためです。

 

適正ウェイトの倍くらいまで扱えるとは言いましたが、あくまで自己責任になりますし、安心して使用するのであればやはり適正ウェイトに従っておくのが無難だと思います。

ただ、オカッパリアングラーのように「ロッドの本数は少なくしたいけれどいろいろなウェイトのルアーを扱いたい」という方は、キャストの仕方を工夫することで、適正範囲から外れたルアーでも扱うこと自体は可能ですので、少しずつ適正範囲から外れたルアーで感覚を掴んでいくのも良いかと思います。

 

【熱中症注意】バス釣りハイシーズンを安全に楽しむには

こんにちは

ぜろりんです。

 

5月から10月のバス釣りハイシーズンにおいて気をつけること、それは『熱中症』です。

釣りはあまり体を動かさないから大丈夫と思っている方もいるかも知れないですが、実はそのようなことはありません。

 

今回は熱中症を避けるために気をつけることや、暑い時期に便利なグッズを紹介していこうと思います。

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激しい運動でなくても熱中症になる?

熱中症は、炎天下で激しく動いたときになるイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

確かにその認識は正しいですが不十分でもあります。

熱中症は体を動かさなくてもなります。

高齢者の方が室内で熱中症になってしまうのがその一例になります。

お風呂でのぼせるのも似たような現象になります。

 

釣り特有の熱中症

同じように、あまり激しく動かない釣りの最中にも熱中症の危険は潜んでいます。

そして運動のときとは少し違った理由で熱中症にかかるリスクがあることも知っておく必要があります。

 

そもそも熱中症

  1. 気温が高い
  2. 湿度が高い
  3. 風が弱い

といった環境要因や

  1. 汗が出ない
  2. 脱水症状
  3. 二日酔い

といった体調要因など様々な要因が重なって発症します。

 

釣りをするときに特に注意しなければならないのは、『湿度』と『脱水症状』です。

 

 

湿度

湿度が高くなってくると、汗が蒸発していかないため、汗が出ても体温を下げることができなくなります。

釣りをする場所は例外なく水辺になります。

そして水辺は湿度が高くなります。

さらにバス釣りは、流れが速く水温が低い渓流のようなフィールドとは異なり、水温も比較的高く、水の流れもあまり無いような場所がメインとなります。

そのような場所はさながら天然のサウナ状態になってしまうのです。

サウナほど気温は高くないですが、40℃近いサウナの中に数時間いると考えるとどれだけ危険なことかイメージしやすいのではないでしょうか。

 

脱水症状

多くの方は、運動をするときには比較的意識して水分を摂取するのではないでしょうか。

では、激しく動かない普段の生活の中で意識して水分を摂取する方はどれほどいるでしょうか。

釣りは激しく運動するわけではないため、自分ではあまり汗をかいているように感じないのではないでしょうか。

しかしながら、気づかないうちにもどんどん汗をかき、体の水分はなくなっていきます。

では、なぜ運動していない時には汗をかいていないと思ってしまうのでしょうか。

 

大きな理由のひとつに、一気に大量の汗をかかないことがあると考えられます。

一度に大量の汗をかき服が湿ってくると自分が汗を書いていることを認識して、水分を摂取しようと考えると思います。

逆に、服が湿らないくらい少しずつ汗をかいている場合、感覚として汗をかいていると気づきにくいのではないでしょうか。

そして、気づかないうちに大量の水分を体から失って脱水症状になってしまうのです。

 

熱中症対策

では、実際どのように対策すればいいのでしょうか。

意識するのは以下の3点です。

  1. こまめな水分補給
  2. 直射日光を避ける
  3. 違和感を感じたらすぐに釣りをやめる
こまめな水分補給

「飲み過ぎなのでは?」と感じるくらい頻繁に水分は取るべきです。

具体的な時間(例えば10分おきなど)を決めて飲むようにするのも良いでしょう。

また、水だけでなく塩分も補給するようにしましょう。

その点スポーツドリンクなどが理想ですが、一方で水の場合、頭からかけて体を冷やすといったこともできるので、荷物にはなりますがスポーツドリンクと水の2種類用意するとさらによいでしょう。

 

直射日光を避ける

どうしても直射日光の当たる場所から出ないと狙えないポイントもあるかと思いますが、その場合でも、連続してその場に留まるのではなく、適度に影に入ることを意識しましょう。

 

違和感を感じたらすぐに釣りをやめる

例えば、立ちくらみや頭痛などがした場合にはすぐに涼しい場所に移動し、その日の釣行は中止しましょう

たとえ熱中症からくる症状ではなくても、体調が優れないまま炎天下で釣りをすることは熱中症にかかるリスクを引き上げることに繋がります。

体調に異変があっても魚が見えているときには、釣果を優先して体調を後回しにしがちですが、そういった場合には「見えている魚は釣れない」と割り切って切り上げましょう。

 

熱中症対策グッズ

「暑い中でもできる限り釣りがしたい」という皆様に、熱中症のリスクを少しでも減らしてくれる便利グッズを紹介していきます。

クールタオ

水に濡らし首に巻いて使うタオルです。

染み込んだ水が汗の代わりを果たし、太い血管のある首から体全体を冷やしてくれる便利グッズです。

吸水性ポリマーが使われているものは、水をかなり大量に吸収しておけるため、長時間の使用に向いています。

また、乾いてしまっても水に濡らせば何度でも使えるのも魅力です。

 

ラッシュガード

肘あたりから手首までにつけて使用するアイテムです。

UVカット効果や、発汗による冷却効果のあるものになると、半袖シャツよりも遥かに涼しく釣りをすることが出来ます。

 

 

熱中症に気をつけながらバス釣りのハイシーズンを楽しみましょう。

 

 

釣れる『ルアーの使い方』を考える

こんにちは

ぜろりんです。

 

初心者の方が陥りやすい勘違いの一つに『能動的にアクションしないとバスは喰わない』というものがあります。

実はトゥイッチやシェイクなどの能動的なアクションの優先度は意外と高くありません。

 

今回は、ルアーのアクションで意識することに関して個人的な考えを書いていこうと思います。

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なぜ勘違いが生じるのか

そもそもなぜこのような勘違いが生じるのかというと、『プロや上手い人がそうやって釣っているから』と考えることが原因だと考えています。

確かに、プロの方の動画などでは巧みなアクションでバスを釣り上げています。

ただここで注意しないといけないのは『闇雲にプロと同じ動きをしていれば釣れるわけでは無い』ということです。

『全く同じタイミング、同じ場所で、同じ動きをすれば釣れる』とも言いかえられます。

つまり、プロの方がルアーにアクションを加えて釣り上げているのは、そのフィールドのその状況に最適な動かし方を導き出しているからなのです。

そして、動画などで紹介されるアクションは、そのルアーの動かし方の一部でしかなく、様々な動かし方がある中からそのときその場所における最適なものを選ばないと釣果には結びつきません。

そして残念ながら、『そのときの状況』と『ルアーやアクション』をマッチさせることは一朝一夕で身につくものではありません。

 

第一に意識すること

では、どうすればいいのか。

それは単純で、無理にアクションせずに『ただ巻き』や『放置(フリーフォール)』を意識することです。

というのも、そもそもルアーはただ巻きや放置(フリーフォール)でも最適なアクションができるように設計されているものがほとんどだからです。

むしろ中途半端なアクションでは、ルアーのポテンシャルを出せないことが多いです。

見方を変えると、人によって違いがほぼ出ないような『ただ巻きや放置するだけ』で誰でも釣れるルアーこそが本当の意味で優れたルアーなのです。

 

闇雲にプロの動きを真似しようとするよりも、基本の動きをマスターしたほうが上達が早いという意味ではスポーツに近いものがあるのかもしれません。

 

アクションを加えるのは二の次

ではどういったタイミングでアクションを加えていくのかというと、答えは簡単で『ただ巻きや放置で釣れない時』です。

基本を試してそれでも釣れないときに初めて例外的なアクションを加えていくという流れが自然かと思います。

 

こうした経験を繰り返していくうちに経験値がたまり、フィールドを観ただけで能動的なアクションを加えたほうが良いのかどうかといった判断ができるようになっていくのです。

 

能動的アクションの注意点

また、能動的なアクションを後回しにするほうが良いのにはもう一つ理由があります。

それは、バスがスレやすいということです。

能動的なアクションというのはどうしても激しめの動きになりやすく、バスが嫌がることも多いです。

そして一度嫌がったバスはしばらく捕食をしなくなってしまうことがあります。

おとなしめのアクションのルアーであれば釣れたかもしれないバスの食欲を、先に激しめのアクションをすることで奪ってしまうのです。

これでは釣れる機会が減ってしまいます。

 

このような理由から、どんなアクションが有効かが判断できない状況では、おとなしめのアクションから攻めていくのが良いのです。

 

ルアーのローテーション

ルアーのローテーションにも同じことが言え、どのようなルアーを使えばいいのかわからないときには、サイズが小さめであったり、アクションがおとなしめのルアーから始めるのが良いです。

 

 

 

色々書いてきましたが、「このルアーで釣りたい」などの思いがある方はそのルアーをどんどん使うべきだとも思います。

結局はそれぞれが楽しめる釣り方が一番です。