こんにちは
ぜろりんです。
ロッドにはスペックを示す「172H-2」などの文字列(型番)が書かれていますが、はじめのうちはこの意味を理解するのは難しいのではないでしょうか。
この文字列にはロッドの長さや硬さの情報が含まれているのですが、メーカーによっても表記のルールが異なります。
今回は、代表的なメーカーのロッド表記のルールについて書いていきたいと思います。
ロッドスペックの基本
ロッドには以下のような主要なスペック情報があります。
- ベイト・スピニング
- 長さ
- 硬さ
- ピース数
ベイト・スピニング表記
ロッドは大きく「ベイトロッド」と「スピニングロッド」に分けられます。
ベイトリール用のロッドなのか、スピニングリール用のロッドなのかの違いです。
ベイトロッドには、グリップの部分にトリガーがついているのが特徴的です。
基本的には、ベイトをC、スピニングをSと表記することが多いですが、後で説明するように、シマノはベイトを1、スピニングを2と表記します。
長さ表記
ロッドの長さ表記には、どのメーカーもフィートやインチといった単位を使います。
1フィート=約30cm、1インチ=約2.5cmとなっています。
ですので、6フィート10インチなどといった場合には、
6×30cm + 10×2.5cm = 約205cm
となります。
硬さ表記
ロッドには、曲がりにくさ(硬さ)に応じて名称がついています。
代表的なものを以下に挙げます。
- UL:ウルトラライト
- L:ライト
- ML:ミディアムライト
- M:ミディアム
- MH:ミディアムヘビー
- H:ヘビー
- XH:エクストラヘビー
ここでは、ULが一番柔らかく、XHが一番硬いです。
同じL表記であってもメーカーや商品のシリーズによって硬さの差はありますが、どのメーカーも同じシリーズのロッドであればULよりもLが硬いといった硬さの順番は変わりません。
ピース数表記
ロッドには、1本からなるものもあれば、2本継ぎのものや5本継ぎのものもあります。
それぞれ1ピースロッドや2ピースロッド、5ピースロッドと呼ばれます。
ほとんどの場合には、1ピースロッドには特別表記はせず、2ピースや5ピースといった場合に、型番の末尾に-(ハイフン)を挟んで2や5が表記されます。
各メーカーのロッド型番表記
では、実際に各メーカーのロッド表記のルールを見ていきます。
ダイワ
シマノ
シマノのロッド表記には上記以外にもう1種類あります。
主にワールドシャウラやスコーピオンといったロッドには以下のような表記が用いられます。
硬さの番号は大きくなるほど固くなっていき、目安としては
- 1番=ML~M
- 2番=M~MH
- 3番=MH~H
- 4番=H~XH
になります。
また、テーパーとは竿のしなり方の指標で、 ロッドの先端の方がよく曲がり根本があまり曲がらないものをF(ファーストテーパー)、ロッドの根本から大きく曲がるものをS(スローテーパー)、その中間のものをR(レギュラーテーパー)と呼びます。
アブガルシア
アブガルシアやメジャークラフトといったメーカーの型番には、始めにロッドシリーズの名前が入ります。
メジャークラフト
以上に示した表記の他にも、そのロッドの特徴が追記されている場合もありますが、基本的な部分として以上の内容がわかっていれば十分です。